痛風の人の2人に1人が肥満である事実を考えると、やはり痛風とは切っては語れないのが「ダイエット」であると言えます。
通常、肥満の人というのは、栄養価の高い食品を好む傾向があり、その様な食品にはプリン体の含有量も多いのが普通で、その為に「肥満と痛風をセットで引き寄せてしまう」というパターンが現実に多いのです。
ですので、尿酸値が高めで尚且つ肥満の人は、ダイエットして体重を落とす必要があると思います。そこで、ダイエットの方法ですけれども、痛風のダイエットの場合は、「食事コントロール」が基本となります。食事コントロール方法に関しては、「キャベツダイエット」が役立ちます。人間、ゆっくり落ち着いて食事が可能なのは、やはり夕食であるという人が多く、どうしても夕食は豪華になりがちです。
しかし反面、夕食後は風呂に入って寝るだけというケースが多く、最もカロリー量を減らすべきは夕食なのです。そこで対策としては、朝食と昼食は通常通りに食べても良しとして、夕食の際には、夕食前に「生のキャベツ(200〜250g)」をザク切りにして、ノンオイルのドレッシング等をかけて、良く噛んで食べるのです。すると、満腹感が得られ、その後の食べすぎ予防に役立ちます。しかも、キャベツのカロリーは50〜60kcalと微々たるもので、含まれるプリン体も少ない上、尚且つ尿酸を下げてくれる、痛風に嬉しいアルカリ性食品なのです。